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オール電化はオトク?時代は「省エネ」から「創エネ」へ!?2022.03.18

最近、ニュースなどでよく耳にする「温暖化防止」や「脱炭素」。
建築設備機器においても、省エネ効果を高めたものが多数でそろっています。

エアコンや冷蔵庫、テレビなどの生活家電は
もはや省エネ型が一般的となっていますし
給湯設備も電力会社の「エコキュート」や
ガス会社の「エコジョーズ」、石油会社の「エコフィール」など
各会社から省エネタイプの高効率給湯機が登場しています。

ただし、省エネ性の高い設備というのは
一般的にランニングコストは安くなりますが
イニシャルコスト(初期費用)は高めとなる傾向があります。

経済的に、すぐに元が取れるものもあれば
かなり時間がかかるものもありますので
長期的に見て得かどうか判断することを
大切にしていただきたいと思っております。

ちなみに、高効率給湯器には、導入にあたって
補助金を打ち出している自治体も多くありますので
ご検討中の方は、ぜひチェックしてみてください。

また、最近は、家庭内のエネルギーをすべて
電気でまかなう「オール電化住宅」が増えています。

人気の理由のひとつは、ランニングコストの低さです。
オール電化の場合、料金体系がオトクな
「電気上手」(東京電力)というプランを選んだり
太陽光発電を導入して、電気エネルギーをわが家で「創る」わけです。

経済的なメリットが多くありますが
残念ながら、誰にでもオトクというわけではありません。
そんな「オール電化」のメリットとデメリットをまとめました。

【オール電化のメリット】
・ガス代が無くなり、ランニングコストが安くなることが多い
・IHクッキングヒータ―は掃除がラクで、空気が汚れず、火事のリスクがないこと
・火災保険や住宅ローンで優遇有。各機器に自治体から補助金ができケースもある
・深夜電力を活用しているので、光熱費の節約に貢献

【オール電化のデメリット】
・エコキュートのタンクは室外に設置が必要で、サイズ感があり場所を取ることも。
・停電すると、蓄電機能のある機器以外は使えなくなる
・機器の導入は、全体的に割高となっている
・オール電化契約の料金プランでは、昼間は割高となり家庭によっては得にならないことも。


オール電化の導入は、こうしたメリットとデメリットをふまえたうえで
ライフスタイルやコストを考えながら検討したくださいね。
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