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キッチンの排気はレンジフードだけでは不十分?水回りの換気計画2020.10.20
建築基準法施行令第20条の3の2項には、「火気使用質の換気量基準」として最低基準が定められ
キッチンの必要換気量は、次のように定められています。
「火を使用する設備又は器具の通常の使用状態において、異常な燃焼が生じないよう当該室内の酸素の含有率をおおむね20.5%以上に保つ換気ができるものとして、国土交通大臣の認定を受けたものとすること。」
ただし、ここで算出する風量の基準は、開放型燃焼機器(ガスコンロ)を使用したときに
室内の酸素濃度を20.5%以上に保つための必要換気量のことで
においや煙、油分を含んだ水蒸気を除去するための換気量は含まれていません。
そのため、この基準だけで換気扇(レンジフード)を選んだ場合は
じゅうぶんに換気されているかどうか、確認することが大切です。
近年普及しているIHクッキングヒーターは、酸素濃度の基準上は問題ないので
換気量は少なくても良い、または換気扇は不要であると考えるケースもありますが
電化厨房の必要換気量としては、次の基準が目安となります。
・ミニキッチン用(1口、2口コンロ)・・・200㎡/h
・一般家庭用(3口コンロ)・・・・・・・300㎡/h
あと、レンジフードファンには、「捕集効率」というものがあります。
一般的なレンジフードファンの捕集効率は60%程度なので
それ以外の約40%の汚れた空気は漏れるか、他の部屋を漂っていくことになります。
ここからも、換気計画は、建物全体として考えることが大切だということが分かります。
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