料理は、冷蔵庫やシンク、コンロといったメインの設備のほかにも
食器棚、ワークテーブルなどいろいろなものが必要となりますね。

キッチンスペースには、このようにさまざまなモノがありますので
「もっと広ければいいのに」と思うこともあるかもしれません。
しかしこの場所は、広すぎず、また狭すぎない広さが大切です。
現在、多く普及しているシステムキッチンを使用されている方のなかで
うまく場所が取れないと感じていらっしゃるときには、少し工夫することで解決しやすくなりますよ。

ポイントは、歩行や食器・食材を持ち運ぶ距離を短縮するために「間締め」することです。
「理想は、どの場所に移動する場合にも3歩以内で行けること。」をイメージするとわかりやすいです。

シンクとコンロの配置は、だいたい定まっていますので
あとは冷蔵庫と食器棚をどう並べるか？
そのほかには、オーブンレンジや炊飯器をどこに置くか？となります。


製造工場を想像してみてください。設備や作業台が常に見える状態となっています。
そして、部品を加工したり、組み立てたりして製品は出来上がります。
キッチンも同様に。常に、設備器具が見えるのが望ましい状態なのです。


キッチンという場所はそもそもものすごく生活感の出るところなのだという認識をする方が
気持ちも楽に使うことができるものではないでしょうか。
ハウスメーカーのモデルルームや雑誌などの写真は、器具類がきれいに収納されて見えませんが
効率の良い家事を考えるときには、いつでも調理に取り掛かれる状態が理想的といえます。

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