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エアコンは連続運転のほうがおトク2020.01.21
エアコンは、こまめに「オン・オフ」することが
省エネにつながると考える人は多いようです。
断熱性能や気密性能が低い住宅においては、
こまめな「オン・オフ」が省エネにつながるというのは本当です。
しかし、断熱性能が高い住宅では、その限りではありません。
関西電力がおこなった実験がありますので、ご紹介しましょう。
たとえば、外気温度が一定に35℃として、
室内ではエアコンを28℃で5分間冷房運転します。
室温が安定した状態から、5分間エアコンを停止します。
そして、ふたたび同じ設定で115分間運転したとしますと、
運転時間は合計で120分となりますよね。
この時の消費電力を測ると、
エアコンを停止せずに120分間運転したときと比較すると
消費電力は、15%程度多くなったという実験結果が出たそうです。
ほかにも同じような実験がありますが、
いずれも連続運転が省エネにつながるという結果が出るようです。
エアコンの立ち上がり時には、
安定時に比べて5~6倍の電力を消費します。
10畳のエアコンでは、設定温度に達する前の運転開始直後(10分程度)は、
1000W前後(約10A)の電力が消費されます。
これは、高断熱の家についてあてはまることですので、
これ以外の住宅では、連続運転してもその効果は同じにはなりませんので
ご注意ください。
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